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「もっとも美しい数学 ゲーム理論」とセレンディピティ

トム・ジーグフリードの「もっとも美しい数学 ゲーム理論」を読んだ。ゲーム理論に関する簡単な解説と、ゲーム理論が将来的にどう展開されるかという予測が書かれている本だ。後半が主体であり、解説の言葉が内容を端的に表している。

ではこの本は何かというと、ゲーム理論がどのように森羅万象を解き明かす究極理論となるか、その可能性を知的に探求するルポルタージュである。(p.420)


題名からもう少しゲーム理論について詳しく書いてある本だと思って手に取ったので、はじめに読むには厳しい本だった。ゲーム理論の将来性については、個々の内容は理解できるのだが、ゲーム理論とは何かという認識が覚束ない状態で「あれもできる、これもできる」と話が展開される感じなので、どうもしっくりとこない。一方で個々の事象は面白いので、とりあえず紹介されていた囚人のジレンマ―フォン・ノイマンとゲームの理論を読んだ上で、再読しようかと思う。

自分の知識よりちょっと上の本を読むというのは、骨が折れるが面白い作業だ。未知の世界を理解するために様々なアプローチを行うことになるため、予想もしないものを得られたりする。たとえば、この本ではアイザック・アシモフのSFが比喩としてよく出てくるので、僕はアシモフの小説を数冊読んでみた結果、いままで食わず嫌いしていたSFを好んで読むようになった。しかし、この本の内容を理解するためにアシモフを読むのは迂遠的で、僕がゲーム理論に関してある程度知識があったならやらなかったと思う。

未知の本への挑戦はセレンディピティを伸ばすのに調度良い。好奇心は知識の一階微分なのだ。

もっとも美しい数学 ゲーム理論 (文春文庫)もっとも美しい数学 ゲーム理論 (文春文庫)
(2010/09/03)
トム ジーグフリード

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