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ハッカーと画家を読んだ

「ハッカーと画家」はPaul Grahamが書いたエッセイ集。
対象読者は、プログラマーおよびWebアプリケーションを製品とするベンチャー企業に関わる人だと思う。

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たちハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち
(2005/01)
ポール グレアム

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筆者Paul Grahamはベンチャーを起ち上げて大成功したプログラマだ。彼はデスクトップソフトウェアからWebベースソフトウェアへの移行をいち早く捉え、1995年に初のASPサービスを提供するベンチャーViawebを設立した。その3年後の1998年、ViawebはYahoo!に5000万ドルで買収されるという大成功を収めることとなる。

一般的に楽しめるのは「第6章 富の作り方」であると思う。以前、本ブログで引用したのもここの部分だ(これ)。一方で10章以降はLispの話中心でプログラマ以外の人間には辛い。正直まったく楽しめないと予想する。ただ最終章の「第16章 素晴らしきハッカー」はハッカーの考え方を端的に表していて面白い。特に下記はこの本の中で一番素敵な言い回しだと思う。

賢い人はみな、好奇心が強いと私は思っている。好奇心は単に知識の一階微分だからだ。(237p)


個人的に面白かったのは「第5章 もうひとつの未来への道」。Webベースアプリケーションを主体とするベンチャー像が非常に明確に描かれており、自分の境遇と照らしあわせて楽しめた。特に以下の引用は僕がいま苦しんでいる状況を共感できたように感じ、第三者的視点から自分の状況を整理するという意味でこの章はとても良かった。

プログラマとシステム管理者は、普通はそれぞれ違った心配を抱えているものだ。プログラマはバグについて心配するし、システム管理者はインフラについて心配する。プログラマは長時間、肘までどっぷりソースに使って仕事をしているが、あるところまで到達したら家に帰ってそれを忘れることができる。システム管理者は仕事のことをすっかり忘れてしまうことはできないが、朝4時に呼び出しを食らった場合でも、やるべき作業はたいして複雑でない場合が多い。Webベースアプリケーションでは、このふたつの子となった責任が一緒にかかってくるんだ。(86p)


ちなみにここでPaul Grahamの最新のエッセイ(英文)を見ることができ、日本語訳はここで見られる様子。
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